塗装
(サイディング外壁の寿命は?)
サイディング外壁が出来てから約35年ですので、それ以上のデータはありませんが、
定期的に塗り替えられた外壁で約40年だと推測されます。
新築後12年で「1回目の塗替え」、さらに12年後「2回目の塗替え」、そして12年後「張り替え」、
このようなサイクルが理想的なメンテナンスだと思います。
定期的な「塗り替え」を怠ると、サイディング外壁自体の耐久性が低下して、「張り替え」を早めてしまいます。
(シーリングについて)
今の住宅の外壁は「窯業系サイディング」が主流です。
「窯業系サイディング」の中でも「完壁材」と呼ばれる「仕上げ塗装済み」の材料が主流です。
一般に「完壁材」の場合「変性シリコン」のシーリング材を使用します。
「変性シリコン」は、表面に汚れが付着しにくいのですが、反面「塗料」も付きにくいです。
その為、「塗り替え」の際「シーリングの打ち替え・打ち増し」が望ましいです。
私どもは、数多くの建築会社様の方から、「新築」「リホーム」の外壁・屋根工事を頂いておりますが、
数年前から、「ネオウレタン」のシーリング材を、おすすめしています。
「ネオウレタン」は汚れは付着しやすい反面、「変性シリコン」に比べ、耐久性があり、塗装にも適したシーリング材です。
(屋根について)
屋根は、外部で一番、自然の影響を受けます。ですから一番傷みやすい場所です。
同じ時期に、「カラーベスト屋根」と「サイディング外壁」を同じグレードの塗料で塗り替えたとします、
屋根の方が自然の影響を受けやすい分、早く痛みます。
費用は上りますが、屋根と外壁が同じように痛むのが理想なので、屋根には、1ランク上の塗料をおすすめしています。